ネットショップの名前どうしてる?決め方とコンセプトの考え方について

ネットショップを開業する際に悩むのが「ショップ名(名前)」です。
適当な名前をつける人はいないと思いますが、安易につけると後々後悔することになりかねません。
また、それに伴い「コンセプト」もネットショップを運営していく上で大切な要素のひとつです。

ネットショップ名前をつける時のポイント

 

ネットショップの名前(店名)の付け方とは?

色々な見解があるように、ネットショップ名を付ける時の正解というものはありません。
それがゆえに、開業される時にとても悩まれると思います。

私が知人と楽天ショップを始めた時もけっこう悩みました。
その時に挙がったことは以下のような内容です。

  • 短くわかりやすい名前
  • 覚えてもらいやすい名前
  • 読みやすい名前
  • 他店とカブらない名前
  • 10年後も使える名前
  • キーワードを入れた名前
  • 商材に因んだ名前
  • オーナーの名前から造語

など

これらの内容から最終的に3つのポイントに絞り考えました。
あくまで当時の私達なりの考え方なので、すべてのお店に当てはまるということではありませんが、以降にてお話したいと思います。

【1】わかりやすい名前

結局のところ、わかりやすい名前が一番です。
ここでいう「わかりやすい」とは、読みやすく・覚えてもらいやすく・可能な限りシンプルに、という意味があります。

ネットショップ(ECサイト)は、現在、ヤフーショップやBASE(ベイス)などで無料(手数料等はかかる)で簡単に始められることから沢山の店舗が存在します。(特にBASEは出店などの審査が不要なのでスピーディーに開店できます)
競合店がひしめく中、あなたのショップを選んでもらい、購入してもらう必要があるわけですが、読みづらくわかりにくいショップ名だと、それだけで違和感を感じ購入まで至らないお客さんも中には存在します。

また、一度購入してもらったお客さんにリピーターになってもらう際にも「あのお店なんだったっけ?」とならないようにわかりやすい名前を付けておくほうがお店にとっても、お客さんにとっても良いわけです。

【2】10年後も使えるような名前

どうせ悩むなら10年後でも使えるような名前にしましょう。
気をつけて頂きたいのが、その時の旬の言葉やワードなどを取り入れてしまうことです。
トレンドというものはご存知の通り長続きしません。

「当時人気だった、あのお笑い芸人さんがいつの間にかにいなくなっている…」

ように、ブームは一瞬で過ぎ去ります。
一度決めたお店の名前は中々変更することはできません。
なので、流行りなどの言葉は入れないほうが無難です。

ちなみに、当時の話(2016年頃)になりますが、楽天ショップでは一度決めたショップ名を変えることは手続きをすることで可能ですが、ショップのURLの変更をすることはできません。

【3】キーワードは検索エンジンに伝える

検索結果のサンプルイメージ

SEOを意識して、ショップ名(ショップロゴ)にキーワードを入れるケースも考えられます。
確かに入っていないより、入っていたほうが「どんなお店かわかりやすい」という利点があります。

しかし、キーワードを入れようとすると、どうしてもショップ名を考える時にクオリティが落ちる傾向にあります。

そもそも、キーワードは検索エンジンに伝えるために用いるのが基本ですので、ショップ名(ショップロゴ)などに取り入れず、「titleやdescription」等に入れるべきでしょう。

独自ドメインでネットショップを運営する場合

楽天市場やヤフーショッピングなどのモール以外の自社ECサイト等になると、ネットショップを独自ドメインで運用することが考えられます。
その場合、いくら素敵なショップ名が決まったとしてもドメインが取得できなければ意味がありません。
なので、決める前にショップ名をいくつか挙げた段階で、希望するドメインが取得できるかを確認しておきましょう。

実店舗ありきでネットショップを開業する場合

すでに実店舗を運営している場合は、そのまま実店舗の名前をネットショップのストア名にしても良いと思います。
また、そのままの名前が付けられない場合は、実店舗の名前をベースに少し手を加えて変更するのも良いでしょう。
いずれにせよ、必ず関連性のあるショップ名を付けるようにしましょう。

また、今回のテーマとは少しずれますが、ネットショップのデザインについても同様のことがいえます。
実店舗とネットショップの雰囲気が、かけ離れ過ぎてしまうようなデザインはあまりよくありません。

 

英語のショップ名でロゴを作る場合の注意点

ファッション系のネットショップだったりすると、よく見受けられるのが、英字の筆記体などでショップ名(ショップロゴ)になっているところが多い気がします。

筆記体のロゴサンプル、わかりにくい例

一見カッコよくオシャレなイメージとして捉えることができますが、人によっては所々読めないケースがあります。
ネットショップのターゲット層によっても変わってきますが、基本的にはどんな層でも読めるショップ名(ショップロゴ)になっていることが理想的です。

例えば、以下のように筆記体でも「読みやすいフォント」を選ぶことでクリアできますし、読み仮名(カタカナ)をふっておくことで、更にお客さんが見たときにわかりやすく店名を伝えることができます。

筆記体のロゴサンプル、わかりやすい例
見た目も大切ですが、一番は訪問してくれるお客さまのことを念頭に考えましょう。

 

ネットショップの名前を付ける時の注意点とは

ネットショップの名前をつける時に意外と見落としがちなのが、商標権の有無です。
第三者によって、すでに商標権が取られていないかの確認をするのがベターです。

ネットショップの名前をつける時の注意点

商標権とは

商標権とは簡単にご説明すると、商品やショップ名などの商標について、他の人が使用できないようにする権利をいいます。
商標権の取得には、特許庁に申請を行う必要があります。受理されればOKです。
もちろんこの申請は早い者勝ちとなります。

知名度の高いブランドや企業名などに似た名前をつけるだけでも「不正競争防止法」にひっかかってしまう可能性があるので注意しましょう。

商標権の有無は、特許庁の公式サイト、以下のページから確認することができます。

 

ネットショップのコンセプトについて

ひらめき

ネットショップのコンセプトを決めることで、ショップ名やターゲット層を考える時にも役立つケースがあります。
以降では、コンセプトについてお話いたします。

 

ネットショップのコンセプトを決める必要性

ネットショップのコンセプトは、他ショップとの差別化を図るための大切な要素のひとつです。

ネットショップでの無数にいるライバルの中から生き残るために差別化をするためにコンセプトが重要です。

他のショップではなく、自分のショップで買って頂くための理由がコンセプトです。
ここがぶれてしまうことで、売上不振などの問題につながる場合もあります。

また、コンセプトとしてお客様に付加価値を提示することで、価格競争に巻き込まれにくくなります。

出典:ネットショップの「ぶれない」コンセプトとターゲットの決め方

 

この部分は土台のようなもので、しっかり固まっていないと運営していく中で、路頭に迷う可能性があります。
例えば、商品の売り方やお客様への案内の仕方、ショップのデザイン性などにも関わってくる部分です。

「ネットショップの名前(店名)の付け方とは?」でもお話しましたが、昨今、沢山のライバルショップが存在します。
そこで重要になってくるのが「あなたのお店のウリ」になるものを考えておく必要があります。
それは「あなたのショップで買っていただくための理由(コンセプト)」に繋がりますので、とても重要です。

ショップの強み(ウリ)を見つける方法

ショップの強みといっても「中々見つけづらい」「どうしたら良いかわからない」という方も中にはいるかもしれません。
そんな方は「QPC分析」を行いましょう。

QPCとは

QPCとは、Quality(品質)・Price(価格)・Convenience(利便性)の略です。
QPC分析を行い、どの部分が当てはまり、どの点が一番強いのかを把握することで、ショップの強みに反映することができます。

【参考例】

  • Quality(品質)→無添加で、某メディアに取り上げられる
  • Price(価格)→産地直送なので低コスト
  • Convenience(利便性)→○○時までにご注文頂くと当日発送

 

レビューやお客様の声から強みを発見する

ネットショップにおいて、お客様の声(レビュー)というのは売上を出すのにも効果的であり、資産となり得る、とても大切な宝ものといっても過言ではありません。

お客様の声からわかることは実は沢山存在し、より良いネットショップ運営をしていく上でとても重宝する材料なのです。
また「お店の強みを新たに気づかせてくれる」大切な場所でもあります。

レビューを売上面だけで考えずショップ全体を通して上手に活用することで、お店の強みも増えていきますし、更にお客様に喜ばれるネットショップを築くことができます。

ネットショップを初めて開業される方は、お客様の声をもらえるような運営を心がけましょう。
すでに2店舗、3店舗を運営されている方で、お店にレビューがある場合は、それらを活用し新規店舗を立ち上げる際のコンセプト作りに役立ててください。

お店のキャッチフレーズ

コンセプトを決めたら、キャッチフレーズも考えましょう。
「お店のコンセプトを一言・ワンフレーズで伝える」そんなイメージです。

ネットショップで買い物をしてくれるユーザーに向けての挨拶のようなものなので、伝わりやすく目を引いてもらえるようなキャッチフレーズにすると効果的です。

最後に

ネットショップの名前の付け方とコンセプトについてお話いたしました。
どちらもネットショップを始める上では大切なので、時間がかかる作業かと思います。
むしろかけるべきところです。

私も楽天ショップを知人と始めた時は、少なくとも一週間以上の時間をかけて詰めました。
一週間が短いか長いかは、個々に違うかと思いますが、当時は二人でネットショップを開業したので、やることが山積みで色んな時間を惜しんで、ネットショップの名前を決めたのを覚えています。

今回は、実体験も交えながらお話させていただきました。
少しでもお役に立てれば幸いです。

筆記体のショップ名